Movie Review : アンティーク~西洋骨董洋菓子店
「トラウマの克服と人間的成長がメインテーマだけど、ゲイのラブシーンが素敵」
4人のイケメンがワイワイガヤガヤと人気のケーキ屋をやっているポップな映画と思いきや、
傲慢な性格の主人公が、実は深刻なトラウマを抱えており、その経験からくる恐怖と向き合い少しずつ克服していく。
原作の漫画を読んでいる訳ではないのだが、映画のストーリーも良くできているし見た後に明るい気分になる映画。
韓国映画といえば、男女の甘ったるい恋愛映画のイメージが勝手にあって、敬遠していたのだが、
この4人の役者さんはそれぞれ味のあるハンサムだし、演技もそれぞれの個性とあわせて見応えがあった。
こんなにゲイのラブシーンを赤裸々に描写していいのかと初めは驚いたのだが、自然で素敵なラブシーンだった。
まあ、今の時代こんなの当たり前ですね。
女性恐怖症を克服しつつあるようにみえる“魔性のゲイ”ソヌは、“魔性の男”としてこれからは男性も女性も夢中にさせて
悩ませるようになるのではないかな?
ゲイ恐怖症を克服しつつある主人公のジニョクも、女性と信頼関係を築けるようになるでしょう・・
しかし、幼馴染のスヨンもどことなくゲイっぽいし、元天才ボクサーのギボムも男同士くっついて楽しそうだし、男性ってみんなゲイの素質あると思ってしまうのは私だけ?
それとも男も女もみんなゲイなのかしら?気づいてないだけで・・。
そんなことを色々と考えさせてくれる質の高い映画だった。