Movie Review:殺人の告白

そこのところどう考える?

 

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連続殺人犯が公訴時効完成後に名乗りを上げ、記者会見をして本を出版、そしてその人が
イケメンだったことから、マスコミが殺到したくさんのファンにワーキャー言われる。
女性ばかりを10人殺した連続殺人犯なのに・・・

私は、そのイケメンが紳士的にニタニタ笑うところにまず嫌悪感をずっと感じながら見た。
その笑顔をステキー、とかいう女子たちがたくさん。
本当にステキーと思ってる?人殺しなんだよ?・・・でも、するんだよね。
日本でも少し前に殺人後逃げ回っていた整形男をイケメンとか言ってチヤホヤした
人たちがいた。

最終的に、遺族と担当刑事は復讐を成し遂げてスッキリする話。恨みを晴らす話。
だけど、復讐するという事はそれを生涯自分で背負っていかなければならないのだ。
それについてはどう考えているのか?
国民性でぶった切りたくはないのだが。
殺されたら復讐として同じ目にあわせてやりたいということは理解できない訳ではない。
傷つけられたら同じように傷つけてやりたいという気持ち、それも分かる。
でも、それ以上に復讐をして犯人を殺すということは深い傷を自分に負わせることではないのか?
すでに十分傷ついている自分を、それ以上さらに傷つける必要があるのか?
今の傷を、復讐による傷で一時的に感じないようにするだけではないのか?
人生は長いのだ。
長期的に見れば、自分にさらに深い傷を負わせているにすぎない。