Movie Review : 女は冷たい嘘をつく

原題のMissingでいいんでは?

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これは韓国の映画だが、英語の題名がもともとついていてそれが「Missing」である。

この原題の方が、ストーリーに合っている気がするし、わが子がいなくなってその子を探し回る母親の不安な心情をよく表している気がする。

なぜ「女は冷たい嘘をつく」というもっともらしい感じの、映画の内容に沿っていないタイトルにしたのか。ちょっと凝っている風のタイトルであるだけに白々しく感じる。

これからは外国映画でも英語のタイトルがあるなら、そのままそのタイトルを日本でもつかったらどうか?

あまりに難しい外国語のタイトルの場合は、副題などをつけてもいいと思うが、外国の映画のタイトルに、配給会社(なの?)のオリジナリティはいらない。

 

映画の内容は、とてもよかった。

忽然と消えた(Missing)我が子を、警察も父親も頼りにならない中、母親が必死に探すうちに、中国人ベビーシッターの真実を突き止める、という切ないお話。

仕事が忙しく、子育てに時間を取れない母親がわが子が消えてから、その罪悪感を払拭するかのように狂わんばかりに探し回る。

 

そして、この映画には、もうひとつの大きな問題が浮かび上がる。

外国人妻の問題

身分の保証が確立してなく、夫とその母親の支配の元に悲惨な状況がたくさんあるのだろう。

これは韓国だけではなく、日本でも同じことが起こっているはず。

それをだれも取り上げていないだけではないのか?

 

働きすぎて、子供をベビーシッターばかりに預けている母親ばかりが悪いのではなく、

離婚して子供の面倒は見ないくせに実家の母親とともにお金にものを言わせて養育権だけは

しっかりと主張する父親も問題視して!

そして、家族を支えるために外国から、嫁不足の外国に嫁入りをする女性。

女性を受け入れる家庭や国も、ちゃんとその女性を支える制度を整えてほしい。

そんな酷い目にあわせちゃいけない!

 

そんないろんなことを考えさせられる映画でした。疲れた・・

良質な映画なので、観て、いろいろ考えて欲しいです。

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