Movie Review : We are X
心から血を流し、身体じゅうで絶望して、音楽で癒している
X JAPANもYOSHIKIさんもよく知らずファンでもない私は、母が金スマでYOSHIKIさんの
特集を見て、この映画がどうしても見たいというので購入。私は付き合いで見た。
YOSHIKIの半生をYOSHIKIの語りで見ていくストーリー
父親を亡くした後の写真だと思うが、子供の頃のYOSHIKIの写真がモノクロで写された時、
胸がすくむぐらいショックだった。
絶望した悲しい顔をしていたからだ。
怒っている訳でもなく、哀しんでいる訳でもなく、そんな気力もないのかひたすら絶望している顔。
壮絶な子供時代を経て、音楽に出会い、音楽によって生かされてきた人なのだろうと思った。
命を削って、音を出して、そしてそれを聞いた人にエネルギーを与える。
そのことによって、彼は生きるエネルギーを得ている、共存関係。
すごい仕事をしているんだなと思った。ファンの方たちもすごい仕事をしているんだな。
私は、この中に入っていないことを少し寂しく思う。
YOSHIKIさんは、裏切られた友を「Xをやる前からの昔からの友達だから」
ということで受け入れることの出来る優しい人。
私にこれが出来るだろうか?
ファンでなくても見ごたえあります。
ドキュメンタリーや人間ドラマ好き、映画好きならめいっぱい楽しめるかと。